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精神疾患を患った方々は、つらい病気の症状がようやく治まった後でも、その人なりに安定して充実した日々が送れるようになるまでには、いろいろな困難な状況に出会うことがあるかもしれません。
このような時期を安全にのりきるためには、健康状態を維持するとともに、地域社会の中で出会うと思われるいろいろな場面や事柄への対処の仕方を身につけていることが役に立ちます。
当院では、入院されている方や外来に通院されている方に対して、以下のような各種の生活技能訓練(SST)および心理教育プログラムを用意しております。 |
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●サポートプログラム「いっぽいっぽ」
入院されている方対象の心理教育プログラムです。
病気や薬についての正しい知識や退院後に利用する社会資源などに
関する講義の後、当事者ならではの病気との付き合い方や困難への
対処法などを共有するために、参加者のミーティングを行っています。
参加した方からは、「同じ病気にかかった人と話し合う機会が
もててよかった」「今まで色々疑問に思っていたことが解決できた」
「今、私が何をしたらいいのか手がかりがつかめて助かった」
「身近に利用できる社会資源がたくさんあるとわかってよかった」等々、
ご好評をいただいています。今後、更にプログラムの充実を図り、
退院後の生活に必要なストレスへの対処法や、健康な食生活といった
テーマも順次取り上げて行きます。
●ソーシャルスキルズトレーニング(SST)
<基本会話訓練コース>
精神に障害のある人が社会の中で生活していくとき、他の人と、
どのように会話を始めたらいいのか、あるいは、どのように会話を
続けたらいいのかということに悩むことが多いようです。
そのために、「挨拶の仕方」、「会話の始め方」、「頼みごとの仕方」、
「上手な断り方」などの、人と良い関係を築き、維持していくための
いろいろな技術(コツ)を学ぶことが役に立ちます。
参加している方々の「友達や仲間を作りたい」「家族と仲良くしたい」
「主治医と良い治療関係をもちたい」という希望を大切に、
明るく和やかに協力し合って練習しています。
<服薬自己管理訓練コース>
病気を治療し、生活を豊かにするために大切な、
服薬の意義をよく理解した上で、自分で薬を服用・管理して
いけるようになることを目標にしています。
薬の正しい知識を理解するだけでなく、副作用への対処
の仕方や規則正しく薬を飲むための工夫、さらに医師への薬に
ついての相談の仕方などについて、SSTの技法のひとつである
ロールプレイなども取り入れて学んでいきます。
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精神科では薬物療法が治療の基本となるため、薬は長期にわたって服用することが多く、副作用・相互作用・重複投与などの薬学的管理が必要となってきます。特に副作用などは*1 コンプライアンスの低下をまねき、治療の継続を困難にさせ、再発・再燃につながることも少なくありません。
患者さんにご自身が飲んでいる薬への理解を深めてもらい、自らが治療の主体であることを認識され治療に参加していただくことが重要です。
薬の知識を持っていただくことにより、患者さんご自身が様々な副作用を回避し、あるいは副作用が発現した場合においても的確な対処が可能となり*2 アドヒアランスの向上へとつながっていきます。そのために、適切な薬剤情報の提供をさせていただきます。
*1 コンプライアンス:医師の処方したとおりに薬がのめていること
*2 アドヒアランス:自分の意思により処方された薬をのむこと |
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食事療法が必要な患者さんには医師の指示に基づき、管理栄養士がお食事の改善方法をわかりやすく丁寧にアドバイスし、納得して実戦していただけるように説明しています。
外来栄養食事指導には食生活診断システムを取り入れ、1日の食事内容をお聞きし、どうすれば健康によいお食事ができるかをご一緒に考え、無理のないようにお話していきます。お食事についてわからないことがありましたら、アドバイスを聞いてみませんか?
ぜひご相談下さい。ご希望の方は診察の際、担当医師にお伝え下さい。 |
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